いのプラ実験暗視カメラ
2004年@大黒神島
江口祐輔 氏
麻布大学・獣医学部動物応用科学科
動物行動管理学研究室講師
「いのプラ」は防除柵として一般的に使用されているトタン板の弱点を克服し、イノシシの行動を考慮に入れた防除柵です。 「いのプラ」は従来のトタン板に比べて高さがあり、イノシシに作物を見せない視覚的遮断効果に優れています。「いのプラ」は高さが1mあるにもかかわらずとても軽いので、重たいトタン板の設置をあきらめてネットを張っていた方にもおすすめできます。軽量になったこと、そしてロールにできる構造によって、持ち運びやすく、保管しやすくなっています。 また、トタンでは、一枚一枚重ねて設置していた分のロスが大きく、余計な出費になっていましたが、「いのプラ」ではつなぎ目の数が劇的に少なくなるため、無駄がなくなります。イノシシは柵のつなぎ目を狙うことが多く、イノシシ防除にも効果的です。 「いのプラ」は農家さんが現在使っている柵や支柱を利用して設置することも可能であり、それぞれの田畑の被害状況やイノシシの行動にあわせてパーツを強化できるところが優れている点です。 「いのプラ」は形状復元力に優れているため、仮に進入されても柵を買い換えることなく簡単に修復でき、イノシシの進入方法に併せた強化も簡単に行える点が優れています。「いのプラ」は従来の設置してしまえばそれでおしまいというものではなく、イノシシの行動にあわせて強化していける柵といえるでしょう。
「3年位前からせっかく作った農作物をイノシシに荒らされ続け、農業へのやる気を失いかけていたところ、この度の現場実験で今までにない良いイノシシ柵が立証、実現されたように思います。半分諦めかけていましたが、もうちょっと農作業を続ける気持ちになりました。」
木原政美 氏(77歳) 江田島市沖美町畑
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